「コンテンツ海外展開促進
・基盤強化事業費補助金」である『J-LOD』。
本年、令和5年(2023年) 1月6日(金)を以って
受付を終了しておりましたが
『J-LOD』と同様、
イベントに関する新たな補助金として
『J-LOX』が公表されました!
JLOX | コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業費補助金|公式サイト ↗︎
早速『補助の内容』そして
『申請要件』などのポイントを
詳しく説明して参ります。
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対象となる事業の範囲
対象となる事業の範囲は以下の通りです。
e-sportsなども対象になっているのが珍しいですね。
- 音楽、演劇等をはじめとするエンターテインメントに関するイベント
(文化芸術基本法第8条から第11条に定める文化芸術分野)
※「実演を伴うイベント」を実施するものに限ります。
※第9条に定める分野においては実演は必須ではありません。 - 実演を伴う必要があるイベント
演劇・ミュージカル・歌舞伎・雅楽 落語 漫才・e-sportsなど - 実演を伴う必要がないイベント
芸術花火・CGアニメーション など
対象外となるイベントについて
- 開催目的が「集客興行」ではなく、
物販・企業や団体の福利厚生・商業施設への集客・学術や
教育などであると(外部審査委員会の判断により)
認められるイベント (例:展示会、即売会) - 生活文化(茶道、華道、書道など)や
国民文化(囲碁、将棋など)に関するイベント (法第12条) - イベントに参加するための対価の支払いがないイベント
(例:サブスクリプションでのオンライン配信) - 開催期間中における、集客が想定されていないイベント
(例:媒体販売、常時アーカイブ配信) - イベントの中で、「実演」が行われる時間帯が
公演の開催時間全体(開演~閉演)の過半数を下回るイベント - 広く一般ではなく、特定の者にしか享受出来ない
可能性があるイベント (例:結婚式) - 法令または公序良俗に反するイベント、
政治的または宗教的な宣伝活動を有するイベント、
慈善事業への寄付目的のイベント等
(外部審査委員会による個別の判断)
- 開催目的が「集客興行」ではなく、
補助額(申請上限)
次に気になる補助額ですが以下の通りです。
- 1件当たり 上限 2,500万円
※1事業者につき、20件もしくは1億円まで - 補助率は 1/2
もちろんこちらは上限ですので少額での申請も可能です。
事業実施期間および申請タイミング
次に事業実施期間と申請タイミングです。
イベント実施時期によって申請時期が異なるのでご注意を!
第一回は 3/31(金) 〜 4/9(日) が申請期間 となります。
事業実施期間
- 2023年4月28日(金) から
2024年1月31日(水) までに開催されるイベント - 募集回数は全4回。
(※申請受付期間とイベント実施日の日付の関係が有るので注意)
申請主体
つぎに申請者は「法人のみ」です。
任意団体等は申請できませんのでご注意ください。
申請要件
つぎに申請用件は以下の通りです。
- デジタル技術を取り入れること
- 計画上、収入が支出を上回ること
- 新型コロナウイルス感染予防対策の実施状況を報告すること
上記が重要ポイントとなり、
イベントの主催者が、日本国内において、
デジタル技術を1つ以上取り入れた
「コンテンツに関するイベント」を実施すること。計画上、 当該イベントによる収入が支出を上回ること。
業種別ガイドラインに基づいて行った
新型コロナウイルス感染予防対策の実施状況を報告すること。
以上の内容が必要になります。
申請要件に必要な『デジタル技術』について
重要ポイント『①』に記載の
デジタル技術 とは以下のものを言います。
コンテンツ自体のデジタル化
- マルチアングル配信
- ティザー動画等による期待感の演出
- ライブフォト
- リアルタイム公演参加演出 (ペンライトの同期等)
- イベント中における双方向コミュニケーション
- 特殊ステージ (可動型ステージ、特殊効果可能なステージ等)
- 特殊音響技術 (立体音響等)
- XR (AR / VR)
- 4K / 8K
- 5G
- 特殊衣装 (電飾衣装等)
- リアルタイム合成
- 特殊照明
- 特殊スクリーン (シースルー、ミスト等)
- ホログラム
- 3DCG
- プロジェクションマッピング
- カメラ等のトラッキング技術
- ブロックチェーン技術の活用
- モーションキャプチャー
コンテンツ展開・配信・収益化
- ダイナミックプライシング
- アーカイブ配信
- 配信時における「着せ替え」等の課金システム導入
- 投げ銭
- ライブビューイング (同日・後日含む)
- リアルタイムフル配信
補助金申請 方法について
つぎに補助金申請〜支払いまでの流れです。
「事業者登録」は補助金申請前に行う必要があるので
まずは事業者登録を行いましょう!
補助金支払いまでの流れ
- 事業者登録
(※初回申請前に必ず行っていただく必要があります) - 申請
- 採択審査
- 交付決定
- イベント実施
※補助金は、原則として交付決定日以降に生じた経費をお支払いするものです。
イベントの実施日は必ず「交付決定日以降」になります。 - 実績報告
- 確定検査
- 補助金支払い
補助対象経費
補助対象経費ですが、
イベントに関する費用で補助を受ける事業のために
事業者自身が支出したもののみが対象です。
①イベントの実施に関する費用
出演関係費
出演料
制作関係費
- 演出関係費
- 権利使用料
- 舞台制作費
- 舞台スタッフ費
- 運搬費
- 映像撮影費
- 交通費 / 宿泊費
- 保険料(当該イベントに係るものに限る
広告・宣伝費
- イベント広告 / 宣伝費
(媒体費・制作費いずれも対象)
※広告・宣伝費の合計額を、補助対象経費の10%以内とする
会場関係費
- 会場施設使用料
- 付帯設備費
- 施設維持費
(自社所有の場合の会場のみ) - 減価償却 / 固定資産税相当費用
(自社所有の場合の会場のみ)
運営関係費
- 運営スタッフ費
- チケット販売関係費
(払戻し手数料を含む) - 光熱水料
- ライブ配信費
- 感染予防対策費
(新型コロナウイルス感染症への感染の有無を確認するための検査費を含む)
②申請・報告に関する費用
- 書面作成代行費 (行政書士等)
- 経理書面確認費 (税理士、公認会計士)
③消費税
消費税等を補助対象経費に含めて
補助金交付申請額として申請しその内容で
交付決定を受けた免税事業者、簡易課税事業者、
消費税額の控除の特例が適用される事業者のみ、
補助対象経費となります。
補助対象外経費
尚、補助の対象とならない経費は以下になります。
イベントの実施に関する 費用における補助対象外経費
- 楽曲・脚本等の企画・制作費
- 社内人件費
- 銀行の振込手数料
- 物販・飲食関係費
- 交際・接待費
- 消費税 等
申請・報告に関する 費用における補助対象外経費
- 銀行の振込手数料
- 消費税 等
最後に
エンタメ業界は徐々に回復の兆しを見せているものの、
まだコロナ以前のような活気を取り戻すには至らず、
厳しい状況にある事業者の方も多くいるかと思います。
今回新たに打ち出されたJ-LOXを活用し、
エンタメ業界の活気が戻ればと思っています。
もしご不明な点、
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